年末年始こそ、「英語の勉強」をしてはならない
さあ、待ちに待った年末年始休暇ですね。
とはいえ、オミクロン株の感染も怖いし、なんだか遠出する気分でもない。
できれば家に引きこもってようかな〜、なんて方も多いでしょうか。
この記事をお読みの方の中には
「今年の年末年始こそ、普段なかなかできない英語の勉強しよう!」
と思っていた方もいらっしゃるかもしれません。
(というか、おそらく、そういう人でないと、そもそもこのタイトルをクリックしてないですよね?)
そんな方にお伝えしたいのは、
年末年始に、英語やりたいならば、あえて「勉強」しないことをおすすめする、ということ。
むしろ、「英語の勉強」はしてはいけない、と言いたいのです。
どういうことか?
そして、実際どうしたらいいのか?
順に説明しますね。
まず、「英語の勉強」というと、みなさん頭に思い描くのはどんなことでしょうか?
例えば、高校や大学入試のための受験勉強だったり、社会人ならTOEICテストの勉強だったり、学生さんなら英検でしょうか?いずれも、参考書や公式問題集、単語カードやアプリなんかを用意して机に向かってコツコツやる、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
私が年末年始に「英語の勉強」をしてはいけない、というのは、
つまり、机に向かったり参考書を開いたりするような、
昔ながらの勉強のやり方をするな、という意味です。
もちろん、それを全否定するわけではありませんが、
実際に使える英語っていうのは、机に向かってやる
受験勉強みたいなものだけではない、というのは、
みなさん薄々気が付いているでしょう。
教科書に出てくるような喋り方しているネイティブなんていない、って。
日頃は机に向かって参考書を使って勉強をしている、
という方でも、この年末年始だけは、それを一旦やめてみてください。
では、その代わりに何をしたらいいか?
そう、今年の年末年始は、「英語の勉強」をするのではなく、
英語を使って楽しむ、英語でできることをやってみる、
という期間にあててみませんか、というのが私からの提案です。
というのも、年末年始って、何かと忙しいですよね?
いや、忙しい、というよりはどちらかというと
「気ぜわしい」のではないでしょうか?
別に大きな予定が入っているわけじゃないけれど、
例えば家の大掃除だったり、友達との忘年会だったり、家族と買い物だったり、細かい予定がバラバラと入っている、という方、多いのではないでしょうか。
そういうのをちゃんとこなしつつ、机に向かってコツコツと「英語の勉強」をする、というのは、実は、結構難しい。
そこで私の提案は、冬休みこそ、
好きなこと・やりたいことを、英語でやってみよう、ということ。
例えば、あなたがドラマが好きなら、ネットやテレビで英語のドラマを観てみる。
オンラインゲームが好きなら、英語版のオンラインゲームをやってみる、でもいいです。
本を読むのが好きなら、一度日本語で読んだことのある本の英語版を探して読んでみる、などもおすすめ。
自分の趣味に関連した動画をみたり、英文記事を読んだりするのもいいでしょう。
例えば、野球が好きなら、YouTubeで大リーグの動画を見る、とか、
米国メディアのスポーツ情報の記事を読んでみる、など。
今年も大谷選手など日本人大リーガーが活躍しているので、探せばいくらでも記事は見つかるはず。
そうしたサイトを見つける時の検索方法には、ちょっとだけコツがあって、
「自分の趣味 for beginners」
とか
「自分の趣味 for dummies」というキーワードで検索してみてください。
(例: baseball for beginners)
そうすると、初心者向け、詳しくない人向けのサイトが出てきます。
そういうサイトで基本的なボキャブラをチェックしたり、動画をみたりすると、
内容によっては自分のほうが詳しいこともあったりするでしょうから、
「あー、なるほど、英語ではこれをこういうふうに説明するわけね!」
みたいな発見があるはずです。
つまり、「英語の勉強をする」のではなくて、
「英語を使って何かをする」または「英語で情報収集をする」ということ。
せっかくの年末年始ですし、やっぱり、家族や友人との時間も大事にしたい。
友達との忘年会の後に参考書取り出したり、家族と一緒にいるのに問題集やる、ってちょっとむずかしいですよね。
しかし、英語で、趣味の情報収集や好きなことをするのであれば、
隙間時間にちょこっと、または、1日の終わりのリラックスタイムに
ちょっと取り組むだけですから、それほどハードルが高くないことになります。
今年の年末こそ英語やるぞ!と思っていた方、
是非、「自分の好きなことを英語で」にチャレンジしてみてくださいね。