ChatGPT使うと「書けるけど話せない」、どうしたらいい?
昨年から話題のChatGPT、
皆さんは、英語学習や英語の仕事に
活用できていますか?
そう、AIの翻訳機能はとても便利で、
これを使いこなすことができれば
英語の仕事は大幅に時間短縮ができる、
というのは間違いないですよね。
私も、五感ビジネス英語プログラムの
クライアントさんたちには、
使えるものは積極的に使いましょう!と
お伝えすることも多いのですが、
一方で、気をつけたいことがあります。
それは、
「AI使えば書けるけど、実際は話せない」
という状態にならないようにすること!
日頃、AIが書いた完璧な英語での
メールのやりとりすることに慣れてしまうと
いざ、リアルで会ったときに
「あれ? この人、全然話せないの?」
と思われたりしたら、ちょっと、いや、
かなり残念ですよね。
今日は、AIを使って
自分に必要なビジネス英語が「話せる」
ようにするコツをお伝えしたいと思います。
↓ ↓ ↓ ↓
さて、お仕事で英語を使う人の大半が、
「まずはメール」ではないでしょうか?
私のクライアントさんたちも、
日頃は、英語で話すよりも「メール」という方が
圧倒的多数です。
以下は、日頃やりとりしているメールを
利用して話せるようになるやり方です。
例えば、海外の取引先に
商品Aの納期について問い合わせをする
メールを書く、としましょう。
もちろん、英語が得意な人はいきなり
英文メールを書き始めることができるでしょうが、
そうでない方にとっては、さて、まず
どこから始めよう??と思いますよね。
かつては、いったん日本語で書いた文章を
「Google翻訳」などを使って訳していた、
という方もいらっしゃるでしょう。
でも、今は日本語で指示を出しさえすれば
ChatGPTが助けてくれますよね!
(便利な世の中です)
では、早速、やってみましょう!
1)まず、ChatGPTに
「海外の取引先に、商品Aの納期を確認する英文メールを書いてください」
と入力してみてください。
そうすると、おそらくこんな文章が返って
来るのではないでしょうか?
(実際の出力結果は、以下のリンクをクリック)
https://chat.openai.com/share/7cf919c9-84ad-4e45-95e9-3d5f203096e6
・・・ううっ、なんだか、あまりにも
かっこいい、いや「カッコ良すぎる」メールが
出来上がってしまいました。
inquire accordingly Additionally
など、普段あまり言いなれない動詞や副詞が!
一文一文も長いし、プロフェッショナルな印象。
こんなすごい文章、絶対、自力では書けない、、、
と思いませんか。
ましてや、これを「話す」のは無理!
(私も、こんな文章、すらすら話せないかもです)
では、どうしたらいいか?
↓
2)次にするべきことは、この続きでChatGPTに
「TOEIC 400点レベルの表現だけで書いてください」
というリクエストをすること
そうすると、先ほどの文章がこうなります!
↓
Subject: About Delivery Time for Product A
Dear [Recipient’s Name],
I hope you are well. I’m writing to ask about the delivery date for Product A.
We need to organize our stock. Can you please tell us when it will arrive?
If there are any changes or delays, please let us know as soon as possible.
Thank you for your help.
Best regards,
[Your Name]
どうでしょうか?
このくらいの文章なら、なんとなく自分でも
どうにか言えそうな気がしませんか?
さっきの inquire accordingly Additionally
のような単語はなくなり、中学英語レベルで
どうにかなりそうな文章になりましたね。
そう、普段から、このレベルの表現を
使えばいいのです。
3)最後に必ずやっていただきたいこと
この、TOEIC400点レベルで書かれたメールを
「音読」する!
1回ではなく、3回、4回くらい声に出して
読んでみてください。
この程度の長さの文章なら、
1回目では突っかかっても、
3、4回目ともなると、口が慣れてきて、
なんとかなってくるものですよね?
滑らかに読めるまで繰り返してみましょう。
もちろん、最初にChatGPTが書いてきた
メールを音読してもいいのですが、
やや難しすぎて応用しづらい表現もあるので、
まずは、TOEIC400点=ほぼ「中学英語」レベルで
練習して、口からスルッと出てくるように
したらいいのです。
大事なのは「はっきりしっかり音読すること」です。
書いたものを音読できる = 話せる です。
書くのをChatGPTに手伝ってもらって
いるわけですから、皆さんがするのは
「音読」だけ。
ChatGPTで自分のレベルに合った文章を作り、
それを繰り返し音読して、話すときにも
使える表現にしてゆく、ということですね。
音読の正しいやり方については
また次回ご案内しますね!
※このところ
「そのさんの個別コースの募集はありますか?」
というお問合せをいただくことが増えました。
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