「英会話」か「TOEIC」か迷ってます?
あっという間に3月も下旬、ですねえ〜
このところ、私の無料メール講座に
多くの方が新規登録してくださって
いるんですが
みなさん、もしかして
4月から英語を使うお仕事になる方や
これから頑張ろう!という方なのかな?
やっぱり
4月になるので、心機一転、英語やろうかな!
って思う方も多いのかもしれませんね。
〜〜〜
ところで、私が
仕事で英語を使う人や使いたい人たちの
お話を伺う時に
「そのさん、今、私がやるべきは
英会話なんでしょうか?
それとも、先にTOEICとか英検の
勉強をやった方がいいですか?」
というご相談をいただくことが
結構、あります。
さあ、どうでしょうか?
「英会話」か「TOEIC」か・・・?
↓↓↓
先に結論から言うと
「人によります」
「状況によります」
なんですが・・・
それって、どういうこと??
↓↓↓
そのさんの例でお伝えしますね。
そのさんが、社会人になってから
英語の勉強をやり直そう、と決めた時
その時点ですでに27歳になっていました。
当時勤めていた会社は、
日本の会社で社員数名の小さな会社。
すごーく暇な職場でした。
朝9時に会社に行くと、お昼には
その日の分の作業が終わってしまい
あとは就業時刻までぼーっと
ネットサーフィンをするだけ。
英語を使う機会なんか、全くなくて
このままここにいたら
脳味噌が腐っちゃうんじゃないか、
と思ってました。
(それでもお給料もらってたんだから
あの会社、大丈夫だったのかしら・・・汗)
とあることがきっかけで
もう一度、英語の勉強をしよう!
そして「英語を使う仕事」に転職しよう!
と思ったのです。
その時にそのさんがやったことは?
というと・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
TOEICスコアUP専門のスクールに
通ってスコアを上げること
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
でした。
「英会話」じゃなかったんです。
当時のそのさんは
「英語を使った仕事」をしたことが
なかったので、
英会話よりも先に、
「TOEICの点数」という、
誰がみても客観的に「英語できそう」に
見える力をつけること
を優先しました。
実は、当時、
そこまでしっかり考えていた
わけではなかったんですが
今、振り返ってみると、
この戦略は「アタリ」だったな、
と思います。
どうしてか?
↓↓↓
1)TOEICの点数は「客観的な指標」であること
例えば、「英語初級者」って、
どんなレベルでしょうか?
「私、まだまだ初級者なんで・・・」
と言われる方にお話を伺うと
実は、仕事で海外とのやり取りでバリバリ
英語を使っている人だったりします。
初級者、中級者、とかって、
人によって基準がまちまちですよね?
TOEICの点数は、
テストの内容により若干のブレはあっても
偏差値と同じように計算されて出ている
スコアです。
内容によって多少上下することは
あっても、例えば、昨日スコア300点の人が
明日いきなり900点をとったり、
逆に800点レベルの人がいきなり400点に
なったりしないようにできているわけです。
(故意に操作でもしない限り)
なので、TOEIC800点、900点、
というのは、客観的に誰がみても
「おお、すごいな」
「英語、できるんだな」
と思われる、というわけ。
ただ、TOEIC L&Rのテストの場合
「話す」「書く」能力は測れないので
あくまでも「聞く」「読む」力が
どのくらいあるか、ということ、ですよね。
2)日本企業は、TOEICの点数を採用時の目安にしているところが多い
実は、TOEICがこれほど人気があるのは
日本や韓国など、世界でも一部の地域だけ。
英語教育に詳しくないネイティブに
「TOEIC900点です」とか言っても
「何、それ?」と話が通じないことがあります。
(IELTSやTOEFLはまだ知られていますが
TOEICは、知名度低いです・・・)
ご存知の通り、日本では人事採用担当者が
TOEICのスコアを「ビジネス英語力」の
目安にしていることが多いです。
IELTSやTOEFLなどの他のテストより
就職、転職時に採用担当者に理解されやすい、
ということですよね。
実際、そのさんが20年ほど前に
転職活動をした当時、履歴書に書いた
TOEIC930点
という数字は、
採用担当者から見てかなりパワフルな
数字として受け止められたようです。
そんなに多くの企業に応募はしていませんでしたが
外資系の書類選考は、たいてい一発で通りました。
そのおかげで、
30歳の時に、晴れて外資系のメーカーに
転職できた、というわけ。
つまり、私の場合、転職する際に
TOEICという「客観的」かつ
「人事の人にわかりやすい」数字を
持っていたことが、有利に働いた、ということ。
では、実際に
外資系に転職したあと、どうなったか?
というと・・・
「リスニング」「リーディング」の点数は
高いものの、「書く」「話す」の経験は
少なかった(というかほとんどなかった!)ので
入社してから数ヶ月、「話す」のには
やっぱり苦労しました。
苦労はしましたが、
TOEICの勉強のおかげでベースになる力が
あったので、いきなり「英会話」だけを
学んだ人よりも早く話せるようになったのでは、
と思っています。
ベースとなる文法力、単語力がないまま
「英会話」だけをやっても、そもそもの
手持ちの表現が少ないのですぐに
行き詰まってしまいますよね。
例えば、すでにTOEICで700点くらいある、
という方であれば、文法も語彙も身についていて
あとは、仕事の現場で「話す」「書く」のが
大変です!という課題があるだけなら、
次にやるのは「英会話」でもOKです!
そうでないなら、
先に文法や単語力をある程度ブラッシュアップ
してからでないと、いきなり「英会話」をやっても
もったいない出費になってしまいます。
まとめますと
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基礎がすでにあって、どんどん使うだけなら
いきなり「英会話」でも良し!
基礎がたりない、と思うなら、まずは
TOEICなどの勉強で基礎力をつけてから
英会話の方が、効率がいい!
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ということなのです。