企業は「TOEICスコア」の何をみているか?
今月は、そのさんのクライアントさんのうち
2名の方が「TOEIC対策」で猛・勉強中です!
うち一人は、
外資系メーカーにお勤めの方で
「今回初めて受験します」
という方。
もう一人は、同じく外資系で
「次に転職するときに、
履歴書に730以上と書きたい!」
という方。
本番は7月28日!
あと10日くらいしかないけど、もちろん
今からできる対策もたくさんありますよ。
受験する人は、今からでも
しっかり対策して臨んでくださいねー!
ところで、どうして「TOEICスコア」を
履歴書に書くのでしょうか?
そして、もっと肝心なこととして、
いったい、何点だったら、
「履歴書に書くべき」なんでしょうか?
特に、転職で有利になる点数って、
何点なのでしょうか?
そのさんは、
外資系メーカーで、マネージャーとして
10年以上に渡って
自分のチームに「英語が話せる人材」を
中途採用していました。
応募者の履歴書には、TOEICスコアが
書かれていることが多かったのですが
採用する側は、
いったい「何点」だったらOK、
と思っているでしょうか?
・・・
「当たり前でしょ!」
と言われそうですが
「仕事(職種)によります」
あなたの仕事が、
海外とどのくらい頻繁にやりとりがある仕事か?
メールだけでなく、電話や対面で
英語を使う必要がある仕事か?
出張に行く必要がある仕事か?
細かい折衝・交渉が必要な仕事か?
によって、必要な英語力は
異なりますよね。
なので、
一概に「何点」とは言えないのですが
それでも、TOEICスコアで言えば
(なんとか自力で)やりとりできるレベル
= 700点程度
と思っていただいていいです。
あえてかっこに入れましたが
「なんとか自力で」です。
もう少し上のレベルで
「相手の言っていることを十分理解して
自分の言いたいことを、通じる英語で話せる」
となると、やはり「800点台後半」と
なるでしょうね。
ここで大事なこと。
特に、中途採用する際に
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「採用側」がみているポイントは、
単にスコアだけではない
================
ということなんです。
見ているのは
「職種に必要なだけのレベルの英語力が
あるかどうか」
ということと、さらに
「何らか新しい課題があるときに、
努力してスキルアップする人材かどうか」
という点です。
そう、TOEIC600点というのは、
中高の英語を真面目にやっていた人なら
さほど努力しなくとも、到達可能なんです。
でも、700点、800点となると
帰国子女でもない限り、
何らかの「努力」をしないと、取れない
スコアですよね?
つまり、TOEIC700点を持っている
時点で、
「ある程度は、努力してきた人」
ということになるわけです。
これって、別にTOEICに限った話では
ないと思いますが、資格試験など
勉強しないと取れないものというのは、
「私は、必要な努力ができる人です」
という証でもあるのですよね。
少なくとも、そのさんが採用に
関わっていた時は、そういう目線で
候補者のスコアを見ていました。
ご参考になれば幸いです。