「国際人」として働きたい人にお勧めの本
ビジネスシーンで英語を使う人や
使わなくちゃならない人たちに
私が声を大にしてお伝えしたいのは
「英語さえできればいい」、というわけじゃない!!
ということ。
職場で、英語が通じなくて苦労すると、
私たちは、つい
「ああ〜、英語さえできればなあ〜」
と思ってしまいがちですが、
実は、英語力以上に大事なものは
いくつもあって、そのうちの一つが
「国際人としての考え方、働き方」
ではないかな、と思います。
というわけで、今回は、
「国際人として働く上で参考になりそうな本」
2冊、ご紹介します。
「英語で仕事をする人の思考力と対人力」
船川淳志 日本経済新聞社
2005年出版の本なので、もう
普通の本屋さんでは手に入らないかも
しれません。Amazonには古書が出てました。
船川さんの講演を何度か聞いたことが
ありますが、ご自身の経験をもとに
グローバル企業への研修など
人材育成にも力を入れている方です。
いろいろな国の人たちと仕事をする上では
「英語力」と「英語力以外」に
必要なスキルがある、と、まさに
ふだんそのさんが考えていることを
しっかり形にしてくださっている本です。
「英語力以外」のスキル、って
なんだと思いますか?
ここで船川さんが挙げているのは
「ビジネス知識」「マインド」「スキル」
これがないと、英語力だけあっても
「英語はできるけど仕事はできない人」に
なっちゃいますよね?
このメールをお読みの皆さんは
ぜひ「英語も」「ビジネスも」できる人に
なっていただきたいなあ、と。
内容が一部古く感じるところは
あるかもしれませんが、基本的な考え方を
知る上で、お勧めします。
「大人の女はどう働くか?」
ロイス・P・フランケル 海と月社
世界20か国以上の働く女性に
読まれている本、だそうです。
ビジネス書としてはベストセラーに
入るのではないでしょうか。
女性だけでなく、女性と働く男性にも
お勧めしますし、男性にも刺さるアドバイス
いっぱい出てきますよ〜
この本を読んで、
私が「ハッとした」のは、この文章。
「人の仕事までしていないか?」
だって、私がやらないと誰もやらないから、
と、自分の仕事ではないものまで
引き受けてしまっていないか?
というところです。
他にも
「認められるのを待っていないか?」
「常に完璧を目指していないか?」
など、真面目に仕事をしている人ほど
ドキッとすることが書かれてます。
女性だから、というよりも、もしかしたら
日本人だから、という理由で、つい、態度が
遠慮がちになっていることってありませんか?
この本では、それぞれ、
どう考えるべきか?
どういう仕事の仕方をするべきか?
アドバイスがありますので
是非チェックしてみてください。
〜〜〜
英語を使って、いろいろな国や文化の人と
仕事上のやりとりする時、いくつか気を
つけておくべきことって、ありますよね。
そんなとき、「英語力」ではなく、
自分の態度や考え方のせいで、他の人に誤解を
与えたり、自分が不利な思いをするのは
避けたいですよね〜
今回ご紹介した2冊は、私が
いろいろな国の人たちと働く時に
非常に参考になった本でした。
少しでも皆さんのお役に立てば、と思います。